23区内最大級の再開発が進む南千住

23区内最大級の再開発が進む南千住

隅田川が湾曲して半島状に突き出ているような地形であり、現在のように「千住汐入大橋」や「水神大橋」が架かっていなかったために、他の地域から孤立したような形となり最奥部の住宅地はあたかも昭和30年代で時計の針が止まってしまったかのような、一種ノスタルジックな街となっていた「汐入」エリア。

23区内最大級の再開発が進む南千住

そんな南千住(特に汐入)エリアも、大規模災害への防災という観点から、昭和44年に亀戸・大島・小松川地区と共に白鬚西地区として「江東再開発基本構想」の再開発地区に指定された。これを契機に貨物駅から隅田川にかけての広大な工場跡のほか、それに隣接した住宅密集地、旧国鉄用地などを合わせた48.8ヘクタールを併せた、“東京23区最大級”といわれる開発が進む利便性の高い街へと急速にその姿を変えている。

23区内最大級の再開発が進む南千住

まず最初に完成したのは「リバーハープスクエア」と呼ばれる荒川区で最高層の住宅群で、特に38階建てのリバーハープタワー南千住2号棟は地域再開発のシンボルともいえる存在になっている。ちなみにリバーハープとは、半島状の再開発エリアが楽器のハープのような形をしていることから名づけられた。

その後、専門店と大型スーパーが揃った“Lalaテラス南千住”や飲食店、スポーツクラブの入った“ウェルシップ”などの商業施設、さらに都立汐入公園などが整備され、計画的に整備された美しい街並みや並木が植えられた広々とした道路が整備された。歩道内は歩行者と自転車とに分けられ、学校や消防署、公園が計画的に配されるなど、今ではかつての工場地帯の面影などほとんど見られない。