モリスケ

バターの代わりにサラダ油などを使い、さっぱりとした甘さが持ち味のシフォンケーキ。食感もふんわりと軽めであり、ふだんは甘いものを食べないという男性にもファンが多い。
ハイセンスなショップが集うビル「三鷹プラザ」2階の入り口部分に位置する「モリスケ」は、全国でも珍しい、シフォンケーキがメーンの店。モダンなインテリアショップ「デイリーズ」の中にある「デイリーズカフェ」で5年間ケーキを作っていたスタッフが独立し、3年前、若きオーナーパティシエとして同じデイリーズ内の一角にオープンした。

モリスケ

3人も客が入ればいっぱいになってしまうようなこぢんまりとした店内で、オーナーパティシエはシフォンケーキを一つひとつ、独りで手作りしている。メーンのシフォンケーキだけでも日替わりで6種類と多彩だ。

モリスケ

モリスケ

通常のケーキ類も複数のタイプがあるほか、スコーンやクッキーなどいろいろなスイーツが所狭しと並んでいる。しかも、三鷹と西国分寺のデイリーズカフェ両店でもモリスケのシフォンケーキを出しているのだとか。次から次へと作らないと、とても追い付かないだろうことが容易に想像でき、他人事ながら心配になってくる。
それでも接客時には笑顔を絶やさないオーナーパティシエ。「ずっとケーキづくりを続けていますが、まったく飽きません。根っからこの作業が好きなんですね」と明るく笑う。

モリスケ

シフォンケーキの魅力について聞いてみると「中に挟むものやクリームで印象がガラッと変わるところでしょうか」とのこと。確かに、シフォンケーキといえばスポンジに生クリームが塗られたものか、生地にココアが練り込まれたもの、珍しいところでプレーンとココアのマーブルタイプか、抹茶風味といったところだろう。
しかし、モリスケのシフォンケーキはそれだけにとどまらない。イチゴを使ってショートケーキ風にアレンジしたものや、キャラメル生地のもの、カボチャ生地のものなど、実にバラエティーにあふれている。

モリスケ

注文があれば、ホールサイズをデコレーションケーキとしてアレンジしている。デザインも「リクエストがあれば、可能な限りご希望にお応えしています」とのことで、クッキーを使って子どもが喜ぶ意匠をデザインしたりと、楽しい逸品に仕立ててくれる。甘さ控えめ、それでいて見栄えがボリューム満点のためか、男性へのデコレーションケーキとしてもよく活用されているという。

モリスケ

先に述べたように、シフォンケーキでは油分の材料として植物油を使っているが、モリスケでは一般的な材料であるサラダ油ではなく、グレープシードオイルを使っている。グレープシードオイルは、ブドウの種から採取する油。ブドウの小さい種から取れる量を考えても、希少性の高いものだ。そして、数ある油の中でもノンコレステロールであるところが大きな特徴。つまり、サラダ油を使うものよりも格段に体にやさしいシフォンケーキに仕上がる。
たいていのシフォンケーキは口当たりしか印象になかったものだが、モリスケのケーキはしっとりとした口当たりはもちろんのこと、卵と小麦の味もしっかり堪能させてくれる。これも、クセのないグレープシードオイルを使っている部分が大きそうだ。
味わいがサラッとしている分、クリームはリッチなものを使うようバランスを考えているのだとか。生地だけでも十分おいしいが、甘いものが好きな人はこのクリームを添えて食べれば、大満足すること間違いなしだろう。

モリスケ

モリスケでは、シフォンケーキの全国発送も行っている。スポンジ部分とクリームを別に分けて送ってくれるので、シフォンケーキの身上であるふんわり感を損なうことなく、そのまま先方へ届けることができる。遠くは九州・鹿児島まで発送を依頼されたこともあるそうで、今やモリスケのケーキは国内のあちこちでおいしさを振りまいている。

モリスケ

デイリーズカフェゆずりのセンスが生きているモリスケだけに、パッケージのスタイリッシュさも定評がある。瀟洒に仕立てられたパッケージの中にいろいろな種類を組み合わせられる詰め合わせは、大切な人へのおつかいものにも最適だ。焼き立てのシフォンケーキが入った甘いギフトは、誰にも喜ばれる、よいプレゼントとなるだろう。

モリスケ

シフォンケーキのことばかり書いてしまったが、モリスケで作られるポピュラータイプのケーキもおいしい。チーズのおいしさが濃厚に詰まったベイクドチーズケーキは、素材の良さがうかがえる、飽きのこないスタンダードな一品だ。
ガトーショコラは、香り高いチョコレートがたまらないケーキ。生地だけでなく、上にもチョコレートの削ったものがたっぷりトッピングされていて、その豊かな味わいはチョコレート好きならずとも恍惚とした気持ちにさせるはず。

モリスケ

今度はスコーンを食べてみたい。モリスケのスコーンはスプーンですくって落として焼いたドロップタイプのものではなく、スクエアに切った四角形。ほかの店と比べてどのような味がするか、ぜひとも試してみたい。

これからも三鷹の人々のティータイムになくてはならない、小粋なケーキショップであり続けるであろうモリスケ。今後どのような素敵なシフォンケーキが誕生するのか、期待は高まるばかりだ。

モリスケ

※メニュー・値段は取材当時のものとなります。

モリスケ
住所:東京都三鷹市下連雀4-15-33-2F
電話番号:0422-48-0078

メニュー例
シフォンケーキ(1ピース)…470円
ベイクドチーズケーキ…470円
ガトーショコラ…470円
http://www.dailies.co.jp/morisuke/
http://morisuke.net/(オンラインショップ)

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