完成目前の守谷駅前再開発
2010(平成22)年4月1日現在の守谷市の人口は、6万1551人。2005(平成17)年の5万3700人から比較すると、100%以上増ということになる。しかもこれは、1989(平成元)年から20年間続けて右肩上がりに増加しているのである。
つまりは、それだけ人々に期待されている街であり、その期待の根源には現在も進行中の守谷駅前の再開発が大きく貢献しているということが言えるだろう。
同駅前の再開発事業は、決して平坦なものではなかった。事業の完成は当初の予定では2005(平成17)年度だったし、同駅前の発展を促進するつくばエクスプレス(以下、TX)の完成も当初予定は2000(平成12)年だったものが、2005年になった。しかしその少し遅いと思われるような歩みも、むしろじっくりと住みよい街づくりに取り組むためには必要な時間だったのではないか、と思えてくる。
同駅前地区は、「大都市地域における宅地開発及び鉄道整備の一体的推進に関する特別措置法」に基づく基本計画の重点地域に指定されており、TXの完成によって守谷市の中心核、茨城県南部地域の拠点都市としての整備が進み、期待されてきた。その地域内は商業地区や住宅地区、生活利便地区、沿道利用地区などにきっちりと区分けされ、その配置は実に緻密で計画的である。
中でも「商業地区」は、TXと関東鉄道常総線の交差部を中心として円を描くように約14ヘクタールもの広さをとられ、近隣都市からも人々が訪れるような活気あふれたエリアになるという。駅を中心に四ツ葉のクローバーのように分割された形の各エリアには、それぞれ「商業」「交流」「生活」「業務」と特徴ある施設を配置する方針といい、便利で快適な商業ゾーンの形成が期待される。そしてその商業ゾーンを囲むように、住宅ゾーンの開発も進む。市内の人口増を支えているのはまさにここだ、と言わんばかりの発展ぶりは、見る者の目を必ず留めるだろう。
こうした再開発事業の進展が功を奏して、東洋経済新報社が毎年公表する「都市データパック」の中の「全都市・住みよさランキング」2008年版では、守谷が総合1位を獲得。それに合わせるように、TXの開業時からの目標としてきた1日の平均乗車数27万人という数字を、2009年4月に突破。この目標はTXの将来的な東京駅への延伸を検討するための前提とも言われている。守谷駅周辺の更なる発展は、これからも期待をかけてよさそうだ。
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