新しい想像力を支える街~日暮里繊維街

日暮里駅北口から目と鼻の先に、ファッション関連の店が集まる日暮里繊維街がある。問屋といえば一般的に小売りをしないイメージがあるが、多くの店が一般小売りを行い、会員となればになればより業者価格に近い金額で買い物をすることができる店もあるという。一般の人も気軽に利用できるのが日暮里繊維街の大きな魅力で、趣味の手工芸を楽しむ人たちや新しい流行をつくり出したいと夢見るデザイナーのたまご達が、日本全国からこの街を目指してやってくる。

繊維街の歴史は、大正時代にまで遡るという。当時浅草周辺で営業を営んでいた裁ち落としの布や古布を扱う業者が、行政指導により日暮里界隈に移転してきたことから始まった。第二次世界大戦前には物資不足で、終戦まで営業停止を余儀なくされたそうだが、戦後米軍などからの払い下げなどを扱って営業を再開した。最盛期には90以上の店舗があったそうだが、現在は60ほどの店舗がこの界隈で営業を続けているという。

この街を盛り立てていこうと、繊維組合では日暮里繊維街で生地を購入した人のみ参加できるファッションコンテストを開催している。腕に自信がある人たちがこぞって参加するこのコンテストは、いつか世界に知れるものとなる日がくるかもしれない。

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