豊かな文化を有する水と緑の街、大津

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茶丈藤村(約1.9km)

藤村

紫式部が「源氏物語」の着想を得たという石山寺。源氏の間や、月見亭など見どころも多く、参詣客が絶えない人気スポットである。しかし寺内は広大で、なおかつ坂や階段が多い。好奇心が満たされる興味深いスポットなのだが、エレベーターやエスカレーターがあるわけでもないため、一通り参詣して巡ると、心地よい疲れに包まれる。こんなときはどこかで甘いものでもいただきたい。

「茶丈 藤村」は、石山寺門からすぐ近くにある和菓子店。瀬田川に臨んだ好立地で、ほっとひと息。

店名からも分かるように、作家、島崎藤村にあやかって作られたこちらの店。女学校の教壇に立っていた藤村は、教え子との恋に悩み、その傷心を癒すために石山寺を訪れたのだという。その後、「茶丈の一室」を借りて、2ヶ月間自炊生活をした。この茶丈の暮らしがその後の文豪へとつながることになる。

藤村茶室.jpg

その茶丈をイメージして作られた店内は趣のある開放的な空間。自分が訪れたときには既にテーブル席はお客さんで埋まっていたので、隣の和室にくつろぐことにした。靴を脱ぎたかったので、かえってちょうどよかった。

注文を聞いてから葛を溶き、湯せんで火を入れた出来たての葛を自家製国産黒糖蜜をかけるという「本葛切り」を注文したかったのだが、店内が混みあっているときは提供できないとのこと。そこで、別のお奨めを聞いてみたところ、「抹茶くず流し」(700円)がよく出るとのことだったので、注文することにした。

デザート

北海道産小豆のつぶあんに白玉、そしてバニラアイス。その上に抹茶のくずあんがかかっている。落ち着いた翡翠色が見た目にも優しい。そして上品で柔らかな甘味が参詣の疲れを癒してくれる。時の流れがゆったりとしている。お茶を飲んでホッとひと息。

こんなときは、遠い過去に思いを巡らせてみるのもいい。

茶丈藤村
住所:滋賀県大津市石山寺1-3-22
電話番号:077-533-3900
営業時間:9:00~18:00
定休日:火曜日(祝日の場合は営業)
http://www.sajo-towson.jp/

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