キャトル フォンテーヌ

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かつては敷居の高かったフランス料理店だが、いまではずいぶん日本にも店が増え、フランス料理自体がかなりポピュラーなものになってきた。しかしその反面、目も舌も慣れてきて、最初に皿を前にしたときのあの感動が薄れてしまっているのも事実だ。

そんな中、いまも客を喜ばせるフランス料理を提供し続けているのが「キャトル フォンテーヌ」だ。この地にオープンして約18年。早稲田近辺に住む人々はもちろん、他地域からも顧客を呼び寄せる意匠を凝らしたディッシュが評判を呼んでいる。

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6種のメーンから選べる週替わりのプリフィクスメニューがあり、オーナーシェフが「消費税が誕生する前のときからずっと値上げしていないんです」という「本日のランチ」もよいが、この店の神髄を味わうなら、やはりコース料理を試してみたい。

この日オーダーしたのは、夜のメニューの「ディナーC」。アミューズから始まり、前菜・魚料理・肉料理・デザートまたはフロマージュ(チーズ)・ドリンクという構成で、それぞれのポーションが数種の中から選べるようになっている。

席についてしばらくすると、さっそくアミューズ、日本でいう“付き出し”が出てくる。この日のは「シャンピニオンに詰めたエスカルゴのガーリックバター風味」。

噛むとマッシュルームの風味に肉厚のエスカルゴ、食欲をそそるニンニクの味が広がり、次の皿への期待感を高めるものになっている。

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アニバーサリー 早稲田店

目を潤すケヤキ並木が道路の真ん中を貫く早稲田商店街。その並びに、イギリスのカントリーサイドから抜け出たような、かわいらしい外観の店がある。この界隈では誰もが名を知るスイーツショップ「アニバーサリー 早稲田店」だ。

エレガントなシュガークラフトとウエディングケーキのデザイナーズブランドとして国内トップクラスの知名度を誇る「アニバーサリー 青山店」の姉妹店。当然ながら、この早稲田店でも目を奪うような美しいデザインのケーキたちがショーケースを彩っている。

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数あるケーキの中で最も人気があるものの一つが「ショートケーキ」。ショートケーキというと「ホールサイズを切り分けた、小さいピース状になったケーキ」というイメージがあるが、アニバーサリーのそれは、小さな丸い形をしている。独立型ということは、仕上げの飾りも一つひとつ丁寧に手がけられていることになる。

純白の生クリームに彩られたスポンジ台の上には、宝石のような存在感を放つ真っ赤なイチゴ。美しいコントラストを持つ、気高さまでも感じさせるショートケーキを前にすると、フォークを入れるのがもったいないような感覚に陥ってくる。

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もちろん、だんだん眺めているだけではおさまらなくなってくる。思い切って食べてみると、羽のようにふんわりとしたスポンジの食感と、軽い口溶けの生クリームがおいしさの中にやわらかな印象を残してくれる。オーセンティックでシンプルな味わいは、ひと息つきたい午後のお茶の時間にぴったりだ。

地元の名からとったロールケーキ「早稲田ロール」は、姉妹店の青山店および札幌店では販売されていない、この店だけのスペシャリテ。生クリームとカスタードクリームのハーモニーがたまらないこのロールケーキ、ピース状で販売されているものの上部には、生クリームでできたかわいい花が飾られている。

切り売りされているたいていのロールケーキはカットされた状態そのままで販売されているものだが、こうしたちょっとした飾りがつくだけで、気軽なイメージのあったロールケーキが一気に特別なものに思え、いつもよりゆっくりと味わいたくなってくる。

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こうしたさりげない気づかいが施されながら、1ピース262円という価格もうれしい。ちょっと何か手みやげを持っていきたいときなどに利用すると、相手方の顔がパッと明るくなることだろう。

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ボワ・ド・ヴァンセンヌ

平成19年暮れのブーランジェリー「ボワ・ド・ヴァンセンヌ」の開店は、新旧多くの早稲田住人たちに諸手を挙げて歓迎された。新旧の“新”のほうに入るのは、「早稲田でおいしいパンを食べることができる」と喜ぶ人たち。そして“旧”のほうに入るのは「よくぞまた早稲田へ帰ってきてくれた!」と喜んでいる人たち。

そう、ボワ・ド・ヴァンセンヌは20年ほど前、いまと同じようにオーナーシェフの地元・早稲田でパンを製造販売していたのだ。
会社勤めからベーカリー経営へ転じたオーナーシェフは、パンづくりの奥深さに魅了され、機を得てフランスへ移住、現地で修行。2年後の帰国の際には、縁あって、水や空気の美しい岩手県盛岡市で新店舗をオープンした。

北の地で十数年親しまれたのち、懐かしい早稲田の地へ舞い戻り、フランスの伝統的なパンを提供する店・ボワ・ド・ヴァンセンヌを開店。以前からのなじみの人々はもちろん、遠方のパンフリークたちも噂を聞きつけ、足しげく通っているリピーターとなっているという。

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ボワ・ド・ヴァンセンヌが人気を集めている理由は「現地で食べられる味そのままのパン」「材料を厳選した安心できるパン」にある。フランス仕込みのパンは、本国の伝統にのっとり、生地を長時間発酵させてしっかりと焼き上げている。噛むほどに小麦粉の風味を楽しめる、食べごたえあるフランスパンだ。

また、パンの命ともいえる小麦粉には、国産の「南部小麦」を主体に使用。本来はパン向きではない小麦粉なのだが、「風味がよいですし、何より農薬の心配がないので、安心して召し上がっていただくためにも調合を工夫して使い続けています」とオーナーシェフは語る。

そんな安心・安全のボワ・ド・ヴァンセンヌで、気になるパンをいくつか購入してみる。まずは、小麦粉と塩・水・天然酵母のみで作られる「バゲット ルヴァン」。ボワ・ド・ヴァンセンヌが「パリの街角で売っているものと同じ味のするフランスパンです」と胸を張る、自慢のパンだ。

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オーナーシェフが現地で学んだ「生地をよく発酵させる」という伝統的な製法をかたくなに守り続けるバゲット ルヴァンは、しっとりとしたクラム(内側の生地)にパリッとしたクラスト(皮)のコントラストが印象的。酵母とする自家製サワー種ならではの軽い酸味が後を引くおいしさだ。サワー種は、フランスに渡る前からこの早稲田で使っていたものを掛け継ぎしつつ使っているのだとか。こちらも同店の“伝統の味”といえそうだ。

土曜以外はバゲット ルヴァンと入れ替わりに焼かれる「パン・ド・カンパーニュ」(火曜・木曜・土曜のみ製造)のやフランスパンのレシピが印刷された包み紙に入ったバゲットは、まさにフランスの街角でよく見られるアイテム。現地へ行ったことのある人ならば、バッグからのぞくその姿を懐かしく思う人も多いだろう。

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メーヤウ 早稲田店

 

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辛いものが好きな人なら、ぜひ一度は足を運びたいカレーハウス「メーヤウ 早稲田店」。タイ北部の味を提供しており、料理に爽やかな香りを添えるミカンの葉「パイマクルー」がカレーに載っていたり、青唐辛子をナンプラーで漬け込んだ「ブリックナンプラー」がテーブルにあったりと、 本国の味を楽しめるレストランとして人気が高い。

タイ風のグリーンカリーやレッドカリーは、現地を訪れたことがない人でも食べておきたい逸品。インド風のカリーもあり、激辛のチキンカリーからマイルドな野菜カリーまで、好みに応じて選べる。ほかには、数量限定の「まろやかメニュー」と称した料理も。「メーヤウ風ハヤシライス」「メーヤウ特製マイルドカレー」「メーヤウ特製甘口カレー」は子どもでも楽しめそうな、やさしいテイストだ。

ドリンク類には、タイの「シンハー」やシンガポールの「タイガー」、インドネシアの「ビンタン」といった輸入ビールもラインアップ。よりエスニックなムードの食事を楽しみたいときは、カレーとともに注文をするとよいだろう。

メーヤウ 早稲田店
東京都新宿区馬場下町18-9 秋山ビル2F
03-5273-3770
11:00~22:00(L.O.は21:45) 土曜 11:00~21:00(L.O.は20:30)
日曜休
カリー(各種)…750円
輸入ビール(各種)…600円
コールスローサラダ…150円
自家製ココナッツアイス…200円
http://maeyao.com/

高田牧舎

 

早稲田大学南門に面した地に建つ「高田牧舎」は、明治38(1905年)創業の、早稲田界隈きっての老舗レストラン。当時はこのあたりに放牧場があったので“牧舎”の名がつけられたという。それに伴い、店舗もミルクホールとしてスタート。現在はフランス料理なども扱う高級洋食店として親しまれている。

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1世紀もの歴史を感じさせるノスタルジックなムードの店内では、時間がゆっくり流れているような錯覚をおぼえる。客層には早稲田大学の教職員が多く、アカデミックな雰囲気も漂っている。

おすすめのメニューはカレーライスなど。昼であれば、ランチ類も試してみたい。エビフライやポークソテーの盛り合わせなど“これぞ王道の洋食セット”とでもいうような料理は、味だけでなく、見た目にもこたえられないものがある。

なお、メニューには牛乳もしっかり健在。創業当時の店舗は空襲で焼けてしまい、いまはもうミルクホール時代の面影は感じられないが、往時の雰囲気を想像しつつ、食事のあとにでもゆっくりと飲み干したい。

高田牧舎
東京都新宿区戸塚町1-101
03-3202-2376
11:00~20:00(L.O.)
日曜・祝日休
カレーライス…660円
Cランチ…1,000円

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